2012年12月11日火曜日

チャンス





Basil 「コーヒー、飲むか?」

N 「うん。有難う。」







N 「うー、寒い。」

Basil 「そうか?涼しいくらいだが。」







Basil 「それより鍵、見つかったのか?」

N 「えぇ。たった今、Dから報告貰ったわ。」

Basil 「そうか。意外と簡単だったな。」







N 「そうね。簡単すぎて面白みないくらい。」







Basil 「でもスムーズにやった方がいいだろ?」

N 「そうだけど・・・。」







N 「あ・・・。」







N 「このコーヒー、ちょっと苦いわね。」

Basil 「俺、砂糖少なめが好きなんだ。苦いの、嫌いか?」

N 「いや。あたしもこのぐらいの方が好き。それよりさ。」







N 「さっきから何か言いたげな顔してるんだけど、何?」

Basil 「・・・・・・・・・・。」







Basil 「俺、色々研究所について調べたんだけどさ。あの研究所、細菌兵器の他にしてた事があったらしい。」

N 「あら、何かしら。」







Basil 「ネズミの細胞で人間を造る事、『人工人間』だ。」

N 「・・・・・・。」

Basil 「それにあの時お前、こう言ったよな。」







N 『・・・・その研究の為にあたしの『仲間』がどれだけ苦しんだか分かる?』







Basil 「『人工人間』、そしてお前の云う『仲間』・・・そこから推理すると・・・・。」







Basil 「N・・・お前・・・。」







Basil 「『人口人間』、なのか?」

N 「・・・・・・・・・・。」







Basil 「どうして隠すんだ。」

N 「別に、隠すつもりは無かったけど・・・。」







N 「知る必要無いと思ってね。」







Basil 「じゃあ、まさかお前もモルモットにされてたのか?」

N 「違うわ。あたしは臓器販売目的で造られただけ。ただ、チャンスを頂いて生き残った、それだけよ。」

Basil 「・・・・チャンス?」







N 「・・・・おかげで大切なものを失ってしまったのだけれど・・・。」

Basil 「チャンスって一体・・・?」

N 「知りたい?」

Basil 「・・・・・・。」







N 「明日、ある所に連れて行ってあげる。」



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Alex 「最近、バジル来ねぇなー。」

Sheree 「そうですね・・・。」







Alex 「あいつから何か聞いてなかったか?」

Sheree 「いえ、何も。」

Alex 「そうか。お前ら仲良いから何か聞いてないかなと思って・・・。週末とか一緒に飲みに行っているんだろ?」







Sheree 「えぇ・・・前までは。」







Alex 「でも驚いたなーwあいつ、お前の事好きだったのに急に彼女出来ました♪って言うんだもんなw。」

Sheree 「え?」

Alex 「あ、知らなかった?見れば分かると思ってたけど。あいつ、お前の事ずっと見てたからなw」

Sheree 「そ、そうですか・・・。」

Alex 「お前、あいつの事どう思う?」

Sheree 「・・・・・・・・。」







Sheree 「あ、あたしは別に・・・・。」