2012年11月4日日曜日

人工人間



一日前の事だった。







N 「・・・・・あの、馬鹿・・・。」

Basil 「・・・・・・N?」







N 「あ、起きたのね。」

Basil 「あぁ・・・。ってか、邪魔した?」

N 「え?」

Basil 「さっき何かを読んでたっぽいから。」

N 「あぁ―・・・。」









N 「・・・・気にしないで。」

Basil 「そうか。」

N 「それよりあたし、急用が出来たから―・・・。」

Basil 「どこかに行くのか?」







N 「・・・・・アンタは何も知らなくていい。」







そう言ってNは出て行った。







何も知らなくていい?

それでいいのかって自分に問いかけた瞬間だった。



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Sheree 「先輩、おはようございます♪」

Basil 「あ、あぁ、おはよう。」

Sheree 「今日もあの事件の事を調べているのですか?」

Basil 「あぁ。」

Sheree 「そうですか〜。」







Basil 「そう云えば今日は静かだな。」

Sheree 「えぇ。アレックス先輩は尾行、グラント局長は張り込みに行ってますから。」

Basil 「そうか。」







Basil (パソコン内のデータはこれまでか。後残るは資料室のみなんだが・・・局長いねぇし、入れねぇな。)







Sheree 「・・・・・・そう云えば、昨日私、局長に無理言って資料室に入りましたよ♪」

Basil 「何。」

Sheree 「『細菌兵器研究所事件』のファイルもありました。あ、もちろん中身も読みましたよ。」







Basil 「・・・・その中身、覚えているか?」

Sheree 「えぇ、まあ。」

Basil 「話してくれ。」

Sheree 「分かりました。」







Sheree 「その研究所、細菌を強化させて兵器にしようとしてたの、知っていますか?」

Basil 「あぁ。書いてあったな。」

Sheree 「その他にも別の事をなさっていたそうですよ。」

Basil 「それは一体・・・。」

Sheree 「ネズミの細胞をある液体に入れて人間を造っていたらしいです。いわゆる『人口人間』と云うトコロでしょうか。」

Basil 「!!・・・馬鹿な。ある生物の細胞から人間を造るって事は夢のまた夢。不可能なハズだ。

Sheree 「それが出来たみたいなんです。それも約小学生ほどに成長した姿で。詳しくは書いてなかったのですが・・・。」







Sheree 「おそらく細菌の強度を実験する為にモルモットとして作られたと思います。人間の形になりかけの物体の入った容器も写真に写っていました。」

Basil 「・・・・酷い話だな。『人口人間』とは云え、同じ人間に対する扱いとしては。」

Sheree 「そうですね。」







Sheree 「あ、あと、学者の中に『人口人間』が1人居たという事も書いてありました。」

Basil 「・・・・それが誰だか分かるか?」

Sheree 「そこまでは書いてありませんでした。」

Basil 「・・・そうか。・・・有難な。」

Sheree 「い、いえ・・・///(先輩の役に立った♪)」







Sheree 「(よ、よーし。誘うぞ///)あ、あの、先輩・・・よろしけれb・・・。」

バジルの携帯が鳴る。

Basil 「あ、悪い。電話だ。」

Sheree 「・・・・はい。」







Basil 「・・・Nか。何だ?」







Basil 「・・・・えっ、それ本当か?」