2012年9月7日金曜日

急に彼女が出来た日



土曜日。

休日だと云うのに事件の資料を読んでいるバジル。







ピンポーン!







Basil 「おぉ、今出る(ってか誰だろう?)」







ガチャ。

N 「こんにちは。」

Basil 「?・・・誰?」

N 「私はN。」







N 「あなたがバジルね。」

Basil 「そうだけど・・・・俺、お前知らないぞ。」







N 「知らないのも無理は無いわ。昨日、会ったばかりだから。」

Basil 「・・・・・昨日?」

N 「正確には昨日、偶然私があなたを見かけたってとこかしら?それで勝手にあなたの事を調べて来たって訳。」







Basil 「何者なんだよ、お前。」

N 「知る必要無いでしょ?」

Basil 「何?」

N 「別にいいじゃない。知っても何にもならないでしょ?」

Basil 「ふざけるな。出て行け。」

N 「あら、残念。せっかく交渉を成立させに来たのに。」







Basil 「交渉?何だよ、それ。」

N 「あなた、細菌研究所の事件を担当しているでしょ?」

Basil 「・・・・・・・・。」







N 「私をあなたの彼女としてここ居させてくれないかしら?事件の方も出来るだけ協力するわ。」







Basil 「断る。」

N 「・・・・・あなたには選択肢は無いはずよ。」

Basil 「どういう事だよ。」







N 「今、こうしている間にもウィルスは研究所から漏れているのよ。それが世界中に広がるのも時間の問題。あなた、1人で出来ると思っている訳?」







Basil 「・・・・・・確かに手掛かりも無い状態で3つの鍵の持ち主を探し当てるのは無理だろうな。」

N 「でしょうね。」







N 「でも私と手を組む事であなたは手っ取り早く鍵を手に入れる事が出来る。私はあなた達、捜査局と違って情報の為には手段を選ばないのだから。」

Basil 「・・・・・・・・・・・・。」

N 「あなたの選択次第で地球の未来が掛かっているのよ。・・・・そう、あなたのせいで人類が破滅するの。分かるでしょう?」

Basil 「・・・・・・・・・分かった。お前と手を組む。」







N 「流石、物分りが早いわね。」

Basil 「だが聞きたい事がある。別に彼女でなくてもいいんじゃないか?」

N 「私、これでも一応女よ?世間体ってものがあるでしょ?」

Basil 「じゃあ、どうして俺と一緒に暮らす。」

N 「あなたがこの事を誰かに話したりはしないか監視する為よ。いい?この事は絶対誰にも話さない事。そして誰かに聞かれたら彼女だと答える事。それが条件よ。」

Basil 「・・・・・分かった。」







Basil 「ただし、お前が俺の彼女で居られるのは任務が無事終了するまでだ。いいな?」

N 「私もそのつもりよ。」







N 「私達は上辺だけの恋人。お互いの事は何があっても聞かない事。いいわね?」

Basil 「俺もそのつもりだ。」







N 「・・・・・・交渉成立ね。」